なかなか登録が進まない状況にあるインボイス制度について、財務省が新たにリーフレットを公開しました。
概要
インボイス制度における適格請求書発行事業者として登録されている件数は、令和5年1月現在約199万件となっており、登録はなかなか進んでいません。また、今回の制度が事務負担の増加につながるという不安も拭えていない状況です。
そのような中、財務省は「インボイス制度の改正案について」と題し、インボイス制度に関係する補助金の情報をまとめたリーフレットを公開しました。免税事業者から課税事業者になる方、既に課税事業者の方それぞれの補助金についてまとめられています。
特に、登録手続については、以下の通り登録申請の柔軟化が行われています。
（注）上記の改正の趣旨等を踏まえ、令和5年10月1日から適格請求書発行事業者の登録を受けようとする事業者が、その申請期限後に提出する登録申請書に記載する困難な事情については、運用上、記載がなくとも改めて求めないものとする。
よって、10月1日登録の場合は、前日の申請でも「困難な事情」を説明しなくて済む、ということになります。