相続税の調査結果・申告実績が公開。相続税の現状とは?

国税庁のホームページにて、相続税に関する調査結果が公開されています。

概要

令和4年12月、国税庁はホームページに「令和3事務年度における相続税の調査等の状況」をPDF形式で公開しました。

また、「令和3年分 相続税の申告事績の概要」も公開しています。

この二つの資料から分かる相続税の現状をかいつまんでお話しましょう。

まず、新型コロナウイルスの流行からウィズコロナの時代へと移行するに伴い、相続税・贈与税ともに増加傾向にあることが示されています。1件当たりの申告漏れ課税価格、また1件当たりの追徴課税も、過去最高かそれに近い水準になっているのも特徴です。とはいえ、コロナ流行前と比較すると、まだまだ少ない数値ではあります。
相続税・贈与税の狙い目が富裕層なのもあり、海外資産に関する実地調査もピックアップされています。

また、被相続人・相続人数はいずれも増加傾向にあり、課税割合は9%に到達したことが明らかとなっています。今後は10%も視野に入ってくると予想されます。
相続財産の構成比も少しずつ変化しており、かつては土地が主流だったのが、現金・預貯金に変わりつつあるようです。

調査結果について詳しく知りたい方は、リンク先の資料をお確かめください。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください