休みが取れると、登山に出かけることがあります。百名山は、78座登っています。残り22座をどう登るかが、今の私の登山計画の軸になっています。
ところが登山計画で一番困るのが、「休みの日は先に決まるのに、天気はその通りになってくれない」ということです。
「せっかく休みを取ったから、この山に登ろう!」
そう決めても、山の天気が悪ければ無理はできません。
特に夏は台風や大雨の影響も考えなければならず、予定通りにいかないこともしばしば。線状降水帯による大雨は災害の危険度が急激に高まることもあり、気象庁も警戒情報を提供しています。
登山は「予定通りに行くこと」より、安全に帰ってくることの方が大切です。
私の考え方
そこで最近の私の考え方は、とてもシンプルです。
「山を先に決めるのではなく、天気の良い地域を先に探す」
そして第2条件として、
「まだ登ったことのない百名山があるか」
を考えます。
対象は北海道から九州まで。
休みに合わせて山を固定するのではなく、全国を候補にして天気から行き先を絞るわけです。
ここで便利なのが、ChatGPTなどの生成AIです。
「この山に登る」から「天気の良い山を探す」へ
昔ながらの計画なら、
「○月○日は○○山に登る」
と先に決めます。
私はむしろ、
「この休みの期間で、天候条件を確認しながら候補となる地域を考える」
という順番で計画します。
生成AIには、たとえば休みの日程、移動できる範囲、まだ登っていない百名山などの条件を伝えて、複数の候補を整理してもらう使い方ができます。
もちろん、AIの回答だけで登山の安全を判断してはいけません。最終的な気象情報や警報・注意報などは、気象庁などの最新情報を自分で確認します。今回も平地の天気予報を参考にしてくるため、山の天気とはかけ離れた内容を提案してきました。登山用の天気予報サイトがあるので、読み替えてもらいました。
生成AIは「判断する人」というより、選択肢を一緒に整理してくれる旅行相談役くらいに考えるのがちょうどよいと思っています。
登れなくても「良い休日」に変えてもらう
生成AIが便利なのは、登山計画だけではありません。
現地に着いてから、
「午前中は雨。午後から回復しそう」
「今日は登山をやめた」
「近くで温泉に入りたい」
「地元のおいしい料理を食べたい」
「雨でも楽しめるカフェは?」
こんな相談をすると、その時の状況に合わせて次の過ごし方を考える材料になります。
予定変更は少し残念ですが、そこで一日を「失敗」にしないことが大事です。
雨の日に教えてもらった「ONOMICHI U2」
以前、四国方面へ出かけた際、天気が悪くなったことがありました。
そこで生成AIに周辺で楽しめる場所を相談したところ、候補の一つとして教えてもらったのが、しまなみ海道の本州側、広島県尾道市にあるONOMICHI U2でした。
ONOMICHI U2は、もともとの海運倉庫をリノベーションした複合施設で、ホテル、レストラン、カフェ、ベーカリー、ショップなどがあります。
実際に行ってみると、港を眺められる雰囲気のよい場所で、雨もしのげて、思いがけず楽しい時間になりました。
もし予定していた登山だけにこだわっていたら、出会わなかった場所かもしれません。
こういう「予定外の当たり」を見つけてくれるのも、生成AIを旅行で使う面白さだと感じています。
休みは自分で決められても、天気までは決められません。
だから私は、
「休みに山を合わせる」のではなく、「その時の天気に合わせて山を選ぶ」
という考え方をするようになりました。
そして、まだ登っていない百名山を北海道から九州まで候補にすれば、選択肢はかなり広がります。
生成AIを使えば、山の候補だけでなく、天候が悪くなった時の温泉、カフェ、食事、観光まで含めて旅を組み替える発想も得られます。
ただし、登山の安全判断そのものをAI任せにするのは禁物です。気象庁の警報・注意報や台風情報など、最新の一次情報を必ず確認する必要があります。
税理士からのひとこと
税理士の仕事を20年以上していると、計画を立てることの大切さを日々感じます。
でも、登山をしているともう一つ教えられます。
「良い計画とは、予定通りに進む計画ではなく、状況が変わった時に変更できる計画なのかもしれない」と。
これは会社経営にも少し似ていますね。
売上も景気も、そして税制も、自分の思った通りには動いてくれません。それは登山も同じです。天気に「私の休みに合わせてください」とお願いしても、残念ながら聞いてくれません(笑)。
だからこそ、無理をせず、その時の状況に応じて一番良い選択肢を探す。
登山でも仕事でも、そんな柔軟さを大切にしたいと思っています。